携帯電話大手3社の2016年9月中間連結決算が7日、出そろった。国内の情報通信事業が好調で、ソフトバンクグループ、KDDI(au)、NTTドコモの3社とも純利益が前年同期比で2桁を超える増益となった。3社の純利益合計は1兆5千億円に迫る水準となった。

 ソフトバンクの純利益は前年同期比79・6%増の7662億円と大幅増益だった。国内通信事業の増益に加え、保有する中国の電子商取引(EC)最大手アリババグループの株式の一部を売却するなど、資産売却を進めたことが利益を押し上げた。

 ドコモは27・8%増の4054億円、KDDIは17・5%増の3261億円だった。

 ただ、業界では格安を売りにする仮想移動体通信事業者(MVNO)が勢力を伸ばしている。KDDIの田中孝司社長は「(契約者の)流出が進んでおり、現実的にはマイナス傾向だ」と指摘。各社はショッピングなどのサービスを利用してもらい、通信料以外の収益を高める戦略だ。

 17年3月期の業績予想についてはドコモが、経費削減効果などが貢献するとして純利益などを上方修正した。【共同】

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