【ニューヨーク共同】グーグルやアマゾン・コムといった米IT大手が、人工知能(AI)を搭載した対話型スピーカー端末を相次いで発売した。話しかけることで家電の操作や情報の検索ができる。日本での発売は未定だが、先行する米国では暮らしに浸透したITが室内での過ごし方に変化をもたらす可能性がある。

 「オーケー、グーグル」。グーグルが4日発売した端末「グーグルホーム」に話しかけると、端末上部がうっすらと光る。指示を待つ合図だ。「部屋を少し明るくして」と頼むと「三つのライトを明るくします」と返答。すぐに部屋が明るくなった。

 端末は手のひらサイズで丸みを帯びた形。Wi-Fi(ワイファイ)経由で照明や空調といった家電を音声で操れる。値段は129ドル(約1万3千円)。動画投稿サイトのユーチューブから検索して楽曲を流したり、動画をテレビに映したりすることも可能だ。

 複雑な命令もこなす。ロサンゼルス行きで出発時間の早い航空便を尋ねると「10時半発、シカゴ経由で片道293ドルです」とグーグル検索を駆使して即答した。

 グーグルに先駆けて、アマゾンが2014年に売り出したのが「アマゾンエコー」。音楽再生などに加え、アマゾンのインターネット通販で買い物ができるのが強みだ。代表モデルが179・99ドル。今春には音響機能を抑えた49・99ドルの低価格版を発売した。

 アマゾンは公表していないが、これまでに数百万台が売れたとの見方がある。米調査会社ストラテジー・アナリティクスは、対話型スピーカー端末全体の世界販売台数は17年に290万台、20年には1510万台に達すると予想している。【共同】

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