ソフトバンクグループの孫正義社長は7日、決算の記者会見や説明会で、設立を決めた最大10兆円規模のファンド(基金)について「大きな事業チャンスで前に進むためだ」と説明し、人工知能(AI)など先端技術の中心となる分野で大型買収をしていく意向を示した。

 今後、ソフトバンクが実施する数百億円以上の大型投資はファンドを経由する方針も明らかにした。孫社長は「今回は私の中では第1弾だ」と述べ、さらにファンドを増やすことも示唆した。

 設立した目的については、ソフトバンクの有利子負債が過大と指摘されていることに触れ、「借金を増やさずに攻める」ためと説明した。出資してくれるパートナーと協力することで、投資しながら財務の改善も進める考えだ。

 孫社長は「コンピューターが人間の知的能力を超える時代が必ず到来する」と強調。AIのほか、あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの分野に投資し、企業連合を形成するという。

 ファンドは投資後、10年程度で資産売却して収益を出すことを目指す。孫社長は投資案件の決定に関わり、全般的な調整をする役割を担う。【共同】

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