ぶつかり稽古で浜春日(手前)に胸を出す遠藤=佐賀市

 大相撲の人気力士、幕内遠藤は8日、春日山部屋消滅のため、自らが所属する追手風部屋に移籍してきた力士と同部屋になって初めて稽古を行った。春日山親方(元幕内浜錦)が日本相撲協会からの師匠辞任勧告を受諾したため、急な環境の変化を余儀なくされた力士らに対し「複雑だと思う。本場所に影響が出ないように、いい作用が働けばいい」と思いやった。

 九州場所(13日初日・福岡国際センター)に向け、追手風部屋は福岡市西区に宿舎を構えるが、スペースの問題などで旧春日山勢は昨年までと同じ佐賀市内の宿舎で稽古する。遠藤は車で約1時間半かけて出向き、三段目の浜春日に胸を出した。浜春日は「(状況に)困惑はしているが、関取に胸を出してもらってありがたい」と感謝した。

 秋場所では春日山部屋に23人の力士が在籍したが、消滅に伴って12人が引退届を提出した。さらに2人が引退を検討し、九州場所へ調整する力士は9人。部屋が再興するまでの措置で力士を預かる立場となった追手風親方(元幕内大翔山)は「早く新しい師匠が決まって、もっと集中できるようにしないと」と話した。【共同】

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