自由に触れ合いや写真撮影ができる店内。奥のガラス越しに鳥を観賞しながらコーヒーも楽しめる=佐世保市の「ふわふわインコ」

「鳥たちの愛らしい魅力を感じてほしい」と話す芳賀さん

 ネコやウサギなどと触れ合うことで癒やしを得られると人気の動物カフェ。佐世保市内にはこの秋、長崎県内初の「鳥カフェ」がオープンした。近年、若い女性の間でブームともなったインコやオウムの魅力を探るため「佐世保の鳥カフェ ふわふわインコ」を訪ねた。

 烏帽子岳の中腹、同市木風町。扉を開けるとシンプルなカウンターが並ぶ。ガラス越しに見える隣室では、緑や白、赤など色鮮やかな鳥たちが飛び回っている。意外にも静かで生き物独特の臭いも気にならない。おもちゃで遊ぶ鳥を眺めながら、落ち着いてコーヒーが味わえそうだ。

 動物がいる場だからこそ清潔感を大切にしたと話すのは、オーナーの芳賀千奈美さん(43)。8年ほど前に自宅でインコを飼い始めたのを機に「もっと大きな種類を飼い、鳥好き仲間で集いたい」と、カフェを思い立ったという。

 ここにいるのは、全長約20~90センチの大小さまざまなインコやオウム計14種28羽。「長崎バイオパークで見られるルリコンゴウインコのハリー君に、くちばしが大きいオオハナインコはおっとりおーすけ君。キソデボウシインコのセンちゃんとボウちゃんはやんちゃなきょうだいで…」。鳥にもさまざまな性格があるらしく、紹介は止まらない。

 「眺めるだけじゃつまらないでしょう」。芳賀さんが、にやりと笑った。

 おそるおそる入室した瞬間、全力で飛び付いてくるインコやオウムたち。いつの間にか両腕には2羽が止まりスリスリと体を寄せている。頭の上には1羽が口笛の練習中。足元の2羽は歩く度について来ようとする。

 鳥たちは生後数日から芳賀さんの元にいるため、人懐っこい。最初こそ驚いたが、こんなに“好意”を受けることはないなと思うと、確かにかわいらしい。

 芳賀さんは「飼っている人はもちろん、飼ってみたい、触れ合ってみたいという人にもお勧め。愛くるしさを知ってもらい、鳥好きを増やしたい」と話す。記念に撮ってもらった写真の表情は、激しいスキンシップにこわばり気味。でも、心地よい触れ合いを堪能できた。

■佐世保の鳥カフェ ふわふわインコ

 佐世保市木風町787の6。時間制で鳥との触れ合いや写真撮影が楽しめる。カウンターとテラスの計14席。8種のフレーバーを楽しめる炭酸水やコーヒーなどドリンクは飲み放題。ポンチョは無料で貸し出す。料金は1時間大人1200円、中学生以下800円(15分ごとに延長料金が必要)。3歳未満無料。営業時間は午前10時~午後5時(土日祝日は午後6時まで)。不定休。電話0956(34)3611。

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