米オスプレイが飛行する上空を見上げる秀島市長=佐賀市川副町

■協定覚書の整理が先

 米オスプレイが佐賀空港周辺で試験飛行した8日、佐賀市の秀島敏行市長は、川副町の西干拓集落と有明海の海上を視察し、騒音を体感した。離れた場所だったので小さく感じたとした上で「音がする、しないで(諾否を)判断する時期ではない」と述べ、自衛隊との共用を否定する公害防止協定覚書の整理が必要とする従来の姿勢を強調した。

 午前10時20分すぎ、佐賀空港から西方2.6キロの西干拓集落に立った。オスプレイがヘリモードで飛行し低音が響くと、上空を見上げた秀島市長は「ヘリコプターより音が高い(大きい)な」とつぶやき、随行の職員に空港との距離や周辺の民家の状況などを確認した。

 集落での視察を約10分で終え、川副町の戸ケ里漁港に移動した。山口祥義知事らと乗船し、空港南側の飛行経路に移った。約1時間後に帰港した。

 視察後、秀島市長は「離れた所で聞いたので音は低いと感じた。今回は1機で、編隊飛行の音は想像がつかない」と語り、「『ドドド』と響くような音で、離着陸する時に余計に音が伝わった。プロペラが前になると音はそんなに感じなかった」と印象を述べた。

 今後の対応については「(公害防止協定の)覚書をどう整理するかということが先だ。その考えは今も変わらない」と主張した。

=オスプレイ試験飛行=

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