■体感の意義強調 性急な動き否定

 県議会や佐賀市議会の議員もオスプレイのデモフライトを佐賀空港近辺で視察した。間近で体感できた意義を強調する声がある一方、米軍利用の有無など議論の材料を挙げて結論を急ぐことがないようくぎを刺す意見も出た。

 「慎重に推進」する立場の自民党県議団。空港展望デッキで飛行を見つめた石井秀夫会長は「見て、聞いて、体感できたということが一番大きい」と議論の後押しを期待する。ただ「現時点で11月議会で(知事の判断を促す)決議や意見書を出すとかは全くない」と性急な動きを否定する。

 空港南側の堤防付近で体感した県民ネットの江口善紀議員は補償問題や経済効果の根拠などを挙げ、「残る懸案事項をしっかりと確認したい。拙速な結論を導かないよう県議会や知事がしっかりと議論すべき」と力を込めた。

 共産党県議団は独自に空港東で騒音や低周波を測定、分析を専門家に依頼することも検討する。武藤明美議員は「音だけで『大したことないから』と判断すべきではなく、民間の空港が軍用化され、米軍が自由に使うようになることをよく考えないといけない」と訴えた。

 佐賀市議会の特別委員会も展望デッキで見守った。飛行後の論議で「オスプレイの音は大きくなかった」との意見が多数を占めたが、1機での実施に「編隊飛行ではどれぐらいの音になるかは分からない」「オスプレイ17機、ヘリ50機が運用されることも考えるべき」との声も上がった。

=オスプレイ試験飛行=

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