原発停止で電気料金の値上げに直面している佐賀県内の経済団体からは「一歩前進」と歓迎する声が上がった。玄海原発立地地域の商工会トップも「合格」に理解を示す一方、「1号機は廃炉になり、今までのようにはいかない」として、原発依存から共存への道を探る重要性を強調した。

 県商工会議所連合会の井田出海会長(72)は「事故を踏まえた基準をクリアしたということ。県民に安心を与えるのではないか」と受け止めた。再稼働に向けた今後の手続きでは「反対の首長もいる。早急かつ丁寧に理解を得て」と、九電や知事の対応を期待した。

 古賀和裕唐津上場商工会長(60)は「原発依存からの脱却は道半ば」と指摘。地域経済について「再稼働しても停止前の状況には戻らない。ここに暮らす人が事故直後の危機感を持ち続けられるかが問われる」と述べた。

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