カードゲーム「クロスロード」で防災対応を学ぶ議員たち=伊万里市の立花公民館

 地方議会議員を対象にした「災害に強い安全なまちづくり」についての研修会が伊万里市の立花公民館で開かれた。大阪府和泉市職員で防災危機管理を担当する奥山高起さんが「クロスロードゲーム」を活用し、防災意識の醸成を訴えた。

 伊万里市議会の盛泰子議長の呼び掛けで、嬉野市や福岡県の福津市、古賀市、長崎県平戸市なども含む16人が参加した。

 クロスロードは、阪神・淡路大震災で神戸市職員が経験した災害対応のジレンマを基に、大地震の被害軽減を目的に開発されたカードゲーム。決断を迫られた際の対応を問う内容で、自分と違う価値観に気付き、意志決定のプロセスを学ぶことができる。

 参加者は「3千人が避難する避難所に2千人分の非常食しか届かない場合、それを配るか」など“究極の選択”を判断し、判断理由を討議し合い、災害対応の難しさと、それに備える議論が必要なことを学んだ。奥山さんは「災害対策を他人事にせず、“自分ごと”にすることが大事」と訴えた。

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