本を並べ、テーブルを置いて図書館をイメージしてもらった模擬店舗=大町町のオリオンプラザ

◆模擬店舗でPR 狩野さん「町の中心に」

 大町町に24時間利用できる“コンビニエンス型図書館”を開館しようと、同町の神宮寺副住職狩野公克(かのう ただかつ)さん(46)が準備を進めている。町の人に計画を知ってもらうため、2日夜から計画と同規模の広さで模擬店舗を24時間開店。連続朗読会なども行ってPRした。

 狩野さんは「文学の力で地域を元気にしたい」と図書館運営を考えてきた。寺の所有地にあったスーパーが2012年に閉店し、跡地の活用策としてコンビニエンスストアやスーパー開店の要望がある中で、図書館併設の店舗を考えた。

 計画では商店と図書館が併設できる施設を建設。商店はテナントとして入ってもらい、図書館運営にも協力してもらう。

 資金は7000万円程度必要とみており、県が行うNPO法人を対象にしたふるさと納税制度などを活用して集める計画。7月に「晴耕雨読舎」というNPOを立ち上げ、コンビニやスーパーとの交渉を進めている。

 模擬店舗は町のオリオンプラザに開店した。約150冊の本を並べ、図書館スペースにはテーブルを置いた。

 店舗スペースには町内農家の産直野菜コーナーなどを設け、コンビニ図書館をイメージしてもらった。24時間で延べ400人ほどが訪れた。

 狩野さんは「跡地は杵島炭砿(こう)があった時代には映画館があり、町のにぎわいの中心だった場所。本や人といつでも出会え、飲食も楽しめ、買い物もできるわくわくするような場所をつくりたい」と協力を呼び掛ける。

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