九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発を巡り、国土交通省は週明けにも専門家による技術評価委員会を開き、部品の不具合で中断していた耐久走行試験の再開の可否を判断する。関係者が明らかにした。

 11日に開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の非公開会合で、国交省は「不具合対策の影響も踏まえながら、営業車としての使用を前提とした車両の経済性について検討中」と言及し、「JR九州と一緒に取り組んでいる」と説明した。

 車軸が摩耗する不具合の改善にめどが立ったとみられるが、定期的な点検や部品交換が営業車としての採算をクリアできるのかが焦点となる。PTメンバーの古川康衆院議員(佐賀2区)は「コストアップに関してJRの意向も反映させ、技術評価委員会に諮ることになりそうだ」とみる。

 FGTは2014年4月から走行試験を始めたが、同年11月に車軸部分の不具合で中断した。今年5月から改良した台車の検証試験を実施していた。

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