見頃を迎えている紅ソバ(11月7日撮影)

白い花のソバ(10月29日撮影)

■縄文時代からある花

 吉野ケ里公園では、毎年2種類のソバを栽培しています。普通の白い花が咲くソバと、赤い花が咲く「紅(あか)ソバ」です。一面白い花のソバ畑を見るのもきれいですが、紅ソバはまた雰囲気が違って美しい畑です。残念ながら白いソバの花の見頃は終わってしまいましたが、紅ソバは今が見頃です。

 「弥生時代の吉野ケ里になぜソバ?」と思われるかもしれませんが、実は弥生時代より前の縄文時代の遺跡からソバの花粉や種が発見されているのです。奈良時代の元正天皇の詔には、今年の夏は雨が少ないので、稲の出来が良くないようだから、ソバや小麦を多く作るようにと指示されている言葉があるそうです。日本人にとってソバは昔から身近な食べ物だったのでしょう。

 ただ、紅ソバはヒマラヤの標高3800メートルのところから赤い花を咲かせるソバを日本に持ち帰り、品種改良したもので、非常に珍しいソバです。吉野ケ里来園の際にはぜひご覧下さい。

 ちなみに、年越しソバは江戸時代から始まったようで、他の麺類よりも切れやすいことから「一年の厄を断ち切る」という意味があるそうです。(吉野ケ里ガイド)

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