リフォームが始まった炭鉱住宅で、〝再生〟を進める大町町地域おこし協力隊の橋本優さん

 杵島炭砿の名残の炭鉱住宅を“再生”し、移住の受け入れや人が集う場に活用するための改修作業が始まった。ランプシェード作りなどのイベントも企画しながら再生を周知し、町民参加の手作業で半年かけて仕上げる。

 町の地域おこし協力隊に応募して7月から嘱託職員になった橋本優(まさる)さん(27)が、町公民館近くにある築50年以上の木造住宅1軒の空き家のリフォームに着手している。

 床の傾きの修正や天井のペンキ塗りなど、傷みが目立つ住宅を少しずつ直していく計画。関心を持ってもらうために、ベンチ作りなどのイベントも企画して周知している。

 杵島炭砿は1969年に閉山。炭鉱住宅は鉱員らに売却された。5軒続きの長屋など炭鉱があったことを感じさせる住宅だが、今は空き家や取り壊される家も目立ち、活用策が課題になっている。

 橋本さんは栃木県宇都宮市で育ち、東京外大時代に知り合った妻の和可奈さん(24)の出身地大町町の協力隊員に応募した。家具作りが趣味でメーカーに勤務したこともある。14日から3日間はふすまのリメーク、壁塗りなどを行う予定で、「アイデアを出し合いながら少しずつ形になっていく過程を楽しんで」と参加を呼び掛ける。

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