参院本会議で審議入りしたTPP承認案について代表質問に立つ福岡資麿氏=東京・永田町

■「米国不透明国会承認急ぐ」

 自民の福岡資麿参院議員(佐賀選挙区)は11日、参院本会議で審議入りした環太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案について代表質問に立った。TPP脱退を掲げるトランプ氏が次期米大統領に選ばれたことを受け、「米国の動向が不透明な中、わが国として積極的に後押しする必要があり、国会承認を急ぐのもその一環だ」と訴えた。3面参照 

 福岡氏は参院TPP特別委員会で与党側の「筆頭理事」に就いた。野党側の筆頭理事と非公式に難しい交渉を重ね、与野党の意見をまとめながら委員会運営のたたき台を作っていくキーマンの一人だ。与党側からは「火中の栗を拾うような重責だが、見事使命を果たせば高い評価につながる」との声も聞こえる。

 福岡氏は代表質問で、野党席から激しいやじが飛ぶ中、「熟慮の府たる参議院らしく、TPP協定の中身についての充実した議論を呼び掛ける」と強調した。

 安倍晋三首相は「わが国が主導して早期発効に向けた機運を高める。今後あらゆる機会をとらえ、米国並びにほかの署名国に国内手続きの早期の完了を働き掛ける」と応じた。

 質問後、福岡氏は承認案が衆院通過から30日以内に参院で可決しなければ、自然承認される憲法上の規定を踏まえつつ、「与野党で立場の違いはあるが、限られた時間で参院らしい議論ができるよう努力したい」と筆頭理事としての抱負を述べた。

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