全国商業高校が行う検定でクラス全員が1級3種目合格を達成した伊万里商業高情報処理科3年生=伊万里市

 伊万里商業高情報処理科の3年生(38人)が全員、全国商業高校協会が行う商業検定で1級合格3種目以上という快挙を果たした。クラス全員の“3冠達成”は同校で3年ぶり。生徒たちは「卒業までに全員が5冠達成を目指したい」と意気込む。

 検定は電卓や情報処理、ワープロ、簿記などがあり、同科の3年生は1級の5種目合格が30人、4種目3人、3種目5人。5種目合格は昨年、県内全体でも27人だったが、現時点でそれを超えた。

 3年生が伊万里商に入学したのは、前回の「全員3冠」を達成した学年が卒業した直後。「その先輩たちを超えたい」と1年次から目標を定め、クラスの結束が強まった。生徒が教師役も務めて授業を行うことで学びの習熟度を深める「アクティブ・ラーニング」の手法を取り入れ、全体の実力を底上げした。担任の川副将寛教諭は「受け身ではなく、どうしたらいいのか考えて行動できるようになったのが大きい」と教え子たちの成長に目を細める。

 生徒らは「クラスで教え合い、学び合う習慣が付いた。友人の頑張りも励みになった」「教えてもらうだけでなく、自分たちで学んできたという自負があるので合格した時のうれしさは格別だった」と喜ぶ。国家資格のITパスポート試験に挑む生徒もおり、卒業までクラス一丸となって挑戦を続ける。

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