地域別の原発再稼働の賛否

 今回の世論調査では、原子力規制委員会の審査に合格した原発でも、回答者の58%が再稼働に反対しており、賛成の35%を大きく上回った。昨年6月調査の反対63%に比べ微減ながらもほぼ同水準で、慎重姿勢が根強い現状が浮かび上がった。

 各世代別とも反対が多かったが、高年層(60代以上)で66%に達する一方、若年層は半数を割った。若い世代を中心に、原発の長期停止で電気料金が高止まり傾向になっていることへの懸念があるとみられる。

 男女別では、男性が反対55%、賛成は41%に対し、女性は反対が62%で、賛成は29%と差が開いた。

 地域別では、ほぼ全国と同様の傾向だが、反対が最も多かったのは東北の67%で、少なかったのは甲信越の48%だった。【共同】

■調査の方法

 層化2段無作為抽出法により、1億人余の有権者の縮図となるように全国250地点から18歳以上の男女3000人を調査対象者に選び、5、6の両日、調査員がそれぞれ直接面接して答えてもらった。転居、旅行などで会えなかった人を除き1740人から回答を得た。回収率は58.0%で、回答者の内訳は男性48.0%、女性52.0%。

 東日本大震災の被災地のうちの3県に加えて、熊本県について一部地域を調査対象から除いた。

 ▽日本世論調査会=共同通信社と、その加盟社のうちの38社とで構成している世論調査の全国組織。

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