世界中の人が日本人と同じような暮らしをした場合、地球全体で必要になる食料や水、木材など自然資源の量は、地球が安定的に供給できる量の2・9倍になってしまうとの報告書を、世界自然保護基金(WWF)が発表した。【共同】

 各国の消費データを専門家チームが分析。現状でも安定供給できる量の1・6倍の資源が世界全体で消費されており、中国やインドといった新興国が経済成長して先進国並みの暮らしをする人が増えると、状況がさらに深刻化する恐れがある。

 発展途上国の人々が貧困に苦しむ一方、日本などの先進国で資源の大量消費が続いていることを改めて示す結果だ。WWFは「危機的な自然環境を回復させるため、過剰な消費を減らして、環境に配慮した製品を選ぶべきだ」と訴えている。

 チームが2012年の国民1人当たりの環境負荷を指標化したところ、米国とカナダが安定供給量の4・8倍を消費。ドイツとフランスは3倍ほどで、2・9倍の日本は先進7カ国で5番目に多かった。【共同】

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