北京で観測された「スーパームーン」。いつもより大きく見える満月が、公園に集まった人たちを照らした=14日午後5時29分(共同)

 満月がいつもより地球に近づいて大きく見える「スーパームーン」が14日夜起きた。1948年以来68年ぶりとなる距離まで近づき、今年最も小さかった満月に比べて直径が14%、面積は30%ほど大きくなった。ただ全国的に天気が悪く、観察できた地域は限られたとみられる。

 北海道函館市の国特別史跡「五稜郭跡」では午後5時半ごろ、雲の切れ間からスーパームーンが姿を見せ、帰宅途中の人々がスマートフォンで熱心に撮影した。

 函館市の理学療法士中田大輔さん(42)は、頭上の月と五稜郭の堀の水面に映った月の両方を写真に収め「きれいに見られて良かった」と笑顔を見せた。

 仙台市の仙台城跡の高台にある広場には月の出前後に写真愛好家ら10人ほどが集まったが、月は雲に隠されたまま。京都から旅行中の大学4年池田絢実さん(22)は「見られなくて残念。昨日の月はきれいだったから惜しかった」と話した。

 月は地球の周りを楕円(だえん)軌道で回っており、地球に最も接近する日と満月のタイミングが重なるとスーパームーンとなる。1年に1回程度起き、今回は太陽の重力の影響で、35万6500キロにまで接近した。国立天文台によると、今回よりも満月が近づく機会は、18年後の2034年という。【共同】

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