九州・沖縄の地方銀行21行の2016年9月中間決算が14日、出そろった。日銀が2月に導入したマイナス金利政策で企業への貸出金利が低下するなどし、前年同期比の純損益は、9割超の19行で黒字幅が縮小したほか、熊本銀行(熊本市)は9年ぶりに赤字に転落した。経営環境が厳しくなる中、各行の本業で稼ぐ力の低下が止まらない状況が浮き彫りになった。

 九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の鹿児島銀行(鹿児島市)の上村基宏頭取は記者会見で、「まだ貸出金利が下げ止まっていない」との認識を示した。西日本シティ銀行(福岡市)の谷川浩道頭取も「厳しい(決算)内容になった」と述べ、経費削減やグループ会社間の連携を強化する方針を示した。

 マイナス金利の直撃で21行全ての貸出金の利回りが低下。利幅の大きい中小企業や個人向けローンなどを中心に貸し出しを伸ばしたが、補えなかった。【共同】

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