豊作への感謝の思いを込めて奉納された「高木八幡ねじり浮立」=佐賀市の高木八幡宮

 佐賀市無形民俗文化財「高木八幡ねじり浮立」が13日、同市の高木八幡宮で奉納された。鉦(かね)打ちの青壮年男子、モリャーシ(締太鼓)の子どもたちが上体をねじらせて踊る独特の所作を披露。晴れ渡る秋空の下、豊作に感謝する伝統芸能を通じて住民同士が交流を深めた。

 ねじり浮立は300年前に始まったとされ、太平洋戦争で若者がいなくなり鉦の軍事供出を余儀なくされたことから、1940年に一時中断された。1970年代に地元青年団が復活させ、現在まで続いている。

 華やかな衣装を身に着けた鉦打ちとモリャーシが2列になって神前に進み、所作を披露した。太陽と月が描かれた飾り「テンツク」(高さ・幅2メートル)を頭につけた舞人が天衝舞(てんつくまい)を奉納した。笛や謡を含めて計50人が公民館や福祉施設、商業施設などを練り歩いた。

 高木八幡ねじり浮立保存会の張光廣会長(66)は「移住してきた住民と力を合わせて続けている。次の世代に伝えていくためにも青年の参加がもっと増えれば」と話した。

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