鮮やかに紅葉した木々が見ごろを迎え、秋色に染まる九年庵=神埼市神埼町

 神埼市神埼町仁比山の国名勝「九年庵」で15日、秋の一般公開が始まった。鮮やかに赤く色づいたモミジと庭一面に広がるコケが対比し、秋色に染まった庭園が来場者を魅了した。例年より色づきが早く、初日からツアー客や親子連れら約3500人でにぎわった。23日まで。

 九年庵は佐賀の実業家・伊丹弥太郎の別邸でヨシ葺き屋根の邸宅と明治時代に9年の歳月をかけて造られた庭園からなる。この日は昼すぎまで小雨が続き、訪れた人たちは晴れ間がのぞく瞬間を狙い、写真に収めていた。

 兵庫県から夫婦でツアーに参加した山本徹さん(80)は「こけむした屋根も味わいがありました」と目を細め、妻の弘子さん(77)は「これだけの紅葉は思っていた以上。大満足です」と笑顔を見せた。

 開園は午前8時半~午後4時。美化協力金は300円(高校生以上)。近くの仁比山神社境内の紅葉も見ごろを迎えている。

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