ロゴマーク入りのジャンパーをまとい、活用をアピールする「こどもラムサール観察隊」のメンバーら=鹿島市の生涯学習センター「エイブル」

発表された肥前鹿島干潟のロゴマーク

 鹿島市の肥前鹿島干潟のラムサール条約湿地登録1周年を記念するシンポジウム(市ラムサール条約推進協議会など主催)が12日、同市の生涯学習センター「エイブル」で開かれた。公募していた同干潟のロゴマークが発表され、県有明水産振興センターの伊藤史郎所長らが有明海をテーマに講演した。

 ロゴマークは澄んだ空を表す青色が基調で、有明海のムツゴロウと渡り鳥のチュウシャクシギ、シオマネキが仲むつまじく並ぶイラストに「ラムサール条約湿地 肥前鹿島干潟」の文字を日本語と英語で配した。今年6~7月に全国から304点の応募があり、投票や協議会の選考を経て、東京都の岡部彰仁さんの作品が選ばれた。

 この日は、ファッションショー形式でロゴを発表した。シャツやジャンパーなどロゴ入りの衣類を来た市職員や「こどもラムサール観察隊」の子どもたちがステージに上がり、活用を呼び掛けた。

 伊藤所長の講演では、センターが1996年からアゲマキの稚貝生産や放流に取り組み、鹿島市沿岸で徐々に成果が出ている現状を紹介した。「鹿島地先ではアゲマキの再生産のサイクルができつつあり、確立させるのがここ数年の目標。鹿島でできあがったサイクルを有明海全域での資源回復につなげていきたい」と抱負を語った。

 シンポジウムは、今年6月から始まった1周年記念事業の一環。佐賀大低平地沿岸海域研究センターの速水祐一准教授や「鳥くん」として活動する永井真人さんの講演もあった。

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