「夫婦ふたり作陶展」を開いている陶芸家の吉富貞雄さん(左)と文代さん=佐賀市のNHK佐賀放送局ギャラリー

 伊万里市南波多町に夫婦で「和仁(わに)窯」を構える陶芸家の吉富貞雄さん(63)と文代さん(64)が、佐賀市のNHK佐賀放送局ギャラリーで作陶展を開いている。貞雄さんは彩土象嵌(ぞうがん)手の壺(つぼ)を、文代さんは四季の移り変わりを描いた陶筥(とうばこ)など約30点を並べている。18日まで。

 2014年12月に勤めていた源右衛門窯を早期退職し、作家活動に専念している貞雄さん。九州山口陶磁展入選作の「象嵌手花器」は象嵌を施しながらも、滑らかな土肌に仕上げている。幾何学的な文様がだまし絵のように描かれている。

 文代さんも同展入選作の「染錦花暦図陶筥」を中心に、染付や赤絵など柔らかな色調で四季の花々を描いた皿や花瓶、壺を出品した。唐津市浜玉町山瀬の雪景色を描いた水彩画など最新の「佐賀の古民家の風景」シリーズも展開している。

 貞雄さんは「文様の面白さや女性的な色調を楽しんでもらえたら」と話している。入場無料。

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