佐賀商業高校の保護者に不正アクセスの再発防止策などを説明した佐賀県教育総務課の熊﨑康春課長(左)=佐賀市のメートプラザ佐賀

 佐賀県立学校の教育情報システムが不正にアクセスされた事件を受け、県教育委員会は16日夜、被害を受けた佐賀商業高校(佐賀市)の保護者向けの説明会を佐賀市のメートプラザ佐賀で開いた。事件を検証した第三者委員会の提言書を踏まえ、組織的なセキュリティー教育など包括的な再発防止策を行うと説明した。保護者からは事件の責任の所在を問う声が上がった。

 2年生の保護者会に合わせて開き、135人が出席した。県教育総務課の熊崎康春課長が説明し、昨年6月にも不正アクセスを把握していたにも関わらず、警察への通報など適切な対応を取らなかった点などを課題に挙げた。今後は、組織的な教育や訓練を通してセキュリティー文化の確立に取り組むとした。

 「事件の責任はどこにあったのか」という保護者の質問に対しては、「組織の問題と認識している。提言書に基づく対策を実施に移すことで責任を取りたい」と答えた。

 県教委は同校を皮切りに、県立学校全45校で説明会を開く。提言を踏まえた対策の実施計画は年内に策定する。

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