参院憲法審査会で憲法改正の必要性を訴える山下雄平議員(左から2人目)=東京・永田町の参議院

■田舎の声国会に届くよう

 7月の参院選を経て改憲勢力が衆参両院で3分の2以上の議席を占めて以降、初めて参院憲法審査会が16日開かれた。委員を務める自民党の山下雄平議員(佐賀選挙区)は自由討議で「1票の格差」是正に向け、「議員定数を人口比例にすることがいいことなのか」と憲法改正を訴えた。

 憲法43条は「国会議員を全国民の代表」と定め、14条の「法の下の平等」で、投票価値の平等を求めている。夏の参院選は「鳥取・島根」「徳島・高知」が合区で実施され、「1票の格差」全国訴訟では高裁段階の判決で「合憲」が6件、「違憲状態」10件だった。

 山下氏は、米大統領選でトランプ、ヒラリー両氏共に選挙人が3人と少ない8州中7州に一度も足を踏み入れていないことを引き合いに、「『全国民の代表』としてその場所に行ったことあるなしにかかわらず、全国民のことを考えて政治に当たらなければならないが、その場所に行き、声を聞いたからこそ分かることがたくさんある」と主張した。

 その上で、「私は20代のころ鳥取に住んでいた。妻は高知県の出身だ。佐賀県は人口が6番目に少ない。田舎の声、山の声が国会に届かなくなるのではないかと心配している」と述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加