オープン当日の報道向け見学会で、トレジャーハンティングの会場となる自社の倉庫を案内するヤマダイの大渡義直社長(中央)=嬉野市嬉野町吉田

 嬉野市嬉野町吉田の老舗陶磁器商社「ヤマダイ」(大渡義直社長)が、同社の倉庫に眠る陶磁器の詰め放題サービス「吉田皿屋トレジャーハンティング(宝探し)」を始めた。肥前吉田焼の約400年の歴史をアピールし、産地に観光客を呼び込む目玉にしたいと張り切っている。

 5千円と1万円の2コースがあり、制限時間は90分。それぞれ決められたかごに入る分だけ品物を詰められる。倉庫の棚や積まれたコンテナには茶碗(わん)、鉢、皿、急須、とっくりなどがいっぱいで、軍手を付けて懐中電灯で照らしながらお目当てをあさる雰囲気はまさに宝探しだ。

 有田焼400年事業にも携わった地域ビジネスプロデューサーの南雲朋美さんが、商品化を見据えた吉田焼のデザインコンペに次ぐ吉田地区プロデュースの第2弾として企画した。同地区の日用食器は有田焼として販売されてきた歴史があり、産地としてあまり知られていない。南雲さんは「客を地域に呼び込む手段にしたい」と狙いを語る。

 大渡社長によると、商品はかつて吉田のほか、有田、伊万里、波佐見などから仕入れ、その後生産が終了し買い付けもされなくなった「半端物」が中心。ただ「棚の奥には戦前の商品なども交ざっている可能性がある」と語る。時間は午前9時半から正午までで、1日の定員は10人。前日の午後5時までにウェブサイト(http://owatari.com)で予約する。支払いは当日、現金のみ。問い合わせは同社、電話0954(43)9214へ。

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