シリア難民への支援活動などについて話すAAR佐賀事務所長の久保田雅文氏=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 大手企業の県内支社長・支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の定例会が16日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。認定NPO法人AAR Japan難民を助ける会佐賀事務所長の久保田雅文氏が講演し、難民問題の現状やシリアの難民支援活動と今後の展望について語った。

 久保田氏は数字の面から難民問題の重大さを指摘。国連難民機関が2015年末に発表した難民(申請者含む)は6530万人で、「国の人口に例えると世界で21番目」と話した。

 難民問題が深刻なシリアでは、国民の2人に1人が難民に該当し、同会はシリア難民に食糧や物資の配布、地雷対策教育を行っている。長期化する難民生活に久保田氏は「今後は一律な支援ではなく、個別の対応が必要。精神ケアや労働、教育の支援体制を充実させたい」と話した。

 同佐賀事務所は今年8月に佐賀市白山に開設され、学校・企業の国際理解のための出前授業や国際協力の相談窓口活動などを行っている。

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