積み重ねられた木箱を動かしながら〝お宝〟を探す来客=西松浦郡有田町の幸楽窯

 観光客は見向きもしないはずの薄暗い窯元の倉庫が、県内外の客でにぎわっている。西松浦郡有田町の幸楽窯が開くトレジャーハンティング(宝探し)だ。

 木箱に入れられ、うずたかく積まれた磁器は「デッドストック」と呼ばれ、四半世紀前の製品も。茶わんや皿、小鉢などあらゆる磁器が圧倒的な量で迫ってくる。料金は買い物かご一杯で5千円と1万円の2コース。

 仕掛け人は幸楽窯の企画担当ピメンタ・セバスチアオさん。「初めて見た時、本当に宝の山に見えました」と振り返る。お目当ての器を“発掘”するスリルが受けたのか、平日で数十人、土日には100人以上が訪れるという。

 19日からは「秋の有田陶磁器まつり」が始まり、有田焼創業400年を迎えた町内が一段と沸きそうだ。

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