唐津窯元ツーリズムに合わせて「三人展」を開く唐津焼陶芸家の村山健太郎さん(左)、濱崎快素さん(中央)、中野政之さん=唐津市浜玉町横田下の健太郎窯

■登り窯公開、作家と交流も

 「唐津窯元ツーリズム」が19、20の両日、唐津市内各地で開かれる。唐津焼の24窯元と販売店10軒が参加し、それぞれが特別展や登り窯の公開、菓子や茶のふるまいなどを企画して来場者をもてなす。普段目にする機会が少ない作陶現場にも足を踏み入れて作家と交流し、唐津焼の魅力を発見できる。

 見晴らしのいい高台にある浜玉町横田下の健太郎窯では、村山健太郎さん(38)、中野政之さん(37)、濱崎快素(かいす)さん(30)が三人展を企画し、個性豊かな200~300点を並べる。来場者とゆっくり会話することは作家にとっても貴重な体験。今年独立したばかりで初参加の濱崎さんは「お客さんがどういうことに興味を持っているかを知りたい」と話す。

 地元の人と協力して郷土料理のふるまいや農産物販売をする鳥巣窯(浜玉町鳥巣)や、紅葉の名所・環境芸術の森や旧分校とも連携した作礼窯(厳木町平之)など、各窯元が趣向を凝らしたもてなしを用意する。

 中心商店街を舞台にした春の「唐津やきもん祭り」に対し、秋のツーリズムは郊外型だが、今年はまちなかのイベントも充実。商店街のセール、地酒や唐津茶の試飲ができる利き器体験、角打ちバーなどを企画している。20日午後5時からは、やきもん祭りで好評だった「ぐい呑(の)みバル」(3500円、巾着袋付き)があり、お気に入りのぐい呑みを片手に、中心部の人気料理店5店で地酒と唐津産のカキが味わえる。

 また、能楽師の多久島法子さんや骨董(こっとう)雑誌「目の眼」編集長の白洲信哉さんが講師を務める唐津伝統文化サロンも同時開催する。

 実行委員会は、まちなかを含めて2日間で5千人の人出を見込む。窯元の地図やイベントの詳細を記したパンフレットは唐津駅構内の唐津観光協会などで配布している。問い合わせは同協会、電話0955(74)3355。

■参加窯元■

赤水窯、あや窯、王天家窯、佳津窯、唐津白汀窯、喜多窯、鏡山窯、健太郎窯、五反林窯、作礼窯、菅ノ谷窯、曹源窯、東風窯、殿山窯、鳥巣窯、中里太郎右衛門陶房、中野陶痴窯、炎向窯、坊中窯、三藤窯、由起子窯、龍仁窯、隆太窯、龍福寺窯

■参加販売店■

あや窯展示場、大杉皿屋窯、唐津城売店、唐津焼総合展示場、からつ焼炎群、ギャラリー一番館、佐志山窯直売所、杉谷窯異中庵、草伝社、西ノ門館

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