益金を熊本地震の義援金にするため育てたサツマイモを販売する五町田小4年生の子どもたち(右側)=嬉野市の五町田小学校

 嬉野市の五町田小4年生の24人が6月から、学校の畑でサツマイモの栽培に取り組んだ。保護者のお金ではなく、熊本地震の義援金を自分たちの手で生み出す試みで、13日に同校であった「五町田っ子集会」で約100キロのサツマイモを販売、見事完売させた。

 地震発生後、同校では保護者を通じて義援金を募り、被災地に贈ったものの、子どもたちから「親のお金ではなく、自分たちでも何かしたい」と声が上がった。「芋を育てて売れば、自分たちでお金を得たことになる」と考え、学校運営を支援する地域団体「五町田地域コミュニティー」の協力を得て栽培を計画。6月に安納芋の苗を植え、今月8日の収穫までに草取りや、芋を太らせるための作業「つる返し」に汗を流した。

 集会は「嬉野市教育の日」に合わせ、各学年が学習成果を保護者や地域住民に発表する。子どもたちは会の終了後、「1袋100円です」「おいしいお芋、いかがですか」と声を張り上げて売り、約2万円を売り上げた。

 販売会で、独自に作ったヘアゴムなども売った坂本蓮菜さん(10)は「熊本でみなさんが困っているので、一つでも力になれて良かった」、橋本和さん(10)も「あんなにいっぱいあったのに完売できてうれしい」と白い歯を見せた。義援金の預託先は選定中という。

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