ジャパン・チーズ・アワード初出品で3点すべてが入賞したナカシマファームの中島大貴さん。衛生管理の行き届いた環境で育った牛の生乳の味が高評価につながった=嬉野市塩田町

 国産ナチュラルチーズのコンクール「第2回ジャパン・チーズ・アワード」で、嬉野市塩田町のナカシマファームの3点すべてが初出品で入賞した。工房に隣接する牛舎で絞った新鮮な生乳をすぐに加工する一貫生産が特長で、高い評価を受けた。

 アワードは、チーズプロフェッショナル協会(東京都)が主催。原料や製法別の17部門に65工房から181品が出品され、チーズ職人やバイヤー、外国人愛好家らが審査した。

 ナカシマファームは、フレッシュ・バラエティの部で「牧場の花」が銀賞を獲得。フレッシュプレーン部の「うれしのフロマージュ」と、モッツァレラ・バラエティの部の「ミルクのキモチ(青じそ)」が銅賞に選ばれた。

 うれしのフロマージュは低温でじっくり固めて酸味を抑え、なめらかな食感に仕上げたフレッシュタイプ。銀賞の「牧場の花」は、フレッシュチーズにドライフルーツを散らして華やぎを加えた。ミルクのキモチは、シソの香り成分が脂分に溶ける性質があることを県内の若手シソ農家に教わり、モッツァレラチーズで試したところ鮮烈な香りを引き出したという。

 製造を担当する中島大貴さん(30)はチーズを作り始めて4年目。「いい牛乳を作ることを基本に嬉野の風土を取り込み、ここでしかできないチーズを作りたい」と意気込む。塩田町特産物直売所や道の駅「鹿島」「太良」などで販売。製造日は同ファームでも直売しており、次回は21日。

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