研修大会では、本年産の県産麦不作を踏まえ、適期播種や圃場の排水対策を呼び掛けた=小城市のドゥイング三日月

 「佐賀麦ステップアップ推進研修大会」が小城市で開かれた。高温多雨で2009年以降、収量の低下傾向が顕著で、本年産も収穫直前の雨などで不作だったことを踏まえ、適期播種や排水対策の徹底を呼び掛けた。

 本年産の作付面積は計2万800ヘクタールで、うち小麦が9760ヘクタール、二条大麦が1万800ヘクタール。10アール当たり収量(反収)の県平均は小麦273キロ(平年比88%)、大麦227キロ(同77%)にとどまった。

 大会では、県農業技術防除センターが技術指導したほか、優良産地の取り組みを報告。本年度県麦作共励会の表彰も行われ、農家の部は池田秀幸さん(佐賀市川副町)、集団の部は農事組合法人「もろどみ」(同市諸富町)がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

 池田さんは小麦3・38ヘクタール、大麦4・46ヘクタールを作付けし、それぞれ448キロ、425キロの反収を上げ、上位等級比率も高かった。「もろどみ」は小麦54・94ヘクタール、大麦249・33ヘクタールといずれも出品者中最大の作付けで、反収・品質とも良好だったことが評価された。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 【農家の部】優秀賞 大園勝己(佐賀市)大島助博(同)▽優良賞 橋本達男(みやき町)井手明人(佐賀市)武富和也(江北町)▽奨励賞 江下和隆(佐賀市)井手美恵子(神埼市)

 【集団の部】優秀賞 南川副2区営農組合(佐賀市)小松機械利用組合(同)▽優良賞 箱川下分営農組合(吉野ケ里町)浜田・納江・水門営農組合(みやき町)農事組合法人「ニイロクファーム」(佐賀市)▽奨励賞 大野集落営農組合(神埼市)

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