指導を受けながらろくろを体験する来場者(右)=唐津市柏崎のあや窯

田中孝太さん(右端)との会話を楽しみながら作品を選ぶ来場者=唐津市相知町牟田部の坊中窯

■ランチやろくろ体験

 唐津市内に点在する窯元を巡り、唐津焼の新たな魅力に触れる「唐津窯元ツーリズム」が19日、始まった。各窯元では県内外の焼き物ファンが趣向を凝らしたもてなしを受けながら、器選びと作家との交流を楽しんだ。20日まで。

 相知町牟田部の坊中窯は作品約100点を展示し、季節の食材を使ったランチ(1日50食)を唐津焼の器に盛って無料提供する。企画した田中孝太さん(32)は「自分の窯に呼ぶ時はおもてなしをしたい」と、家族の手伝いを受けながらフル回転する。唐津焼の素朴な雰囲気に引かれるという福岡市の吉永久恵さん(33)は「焼き物以外の企画があると来るきっかけになる。小さい子どもを連れているけれど、紅葉がきれいな作礼窯やイベントの多い鳥巣窯なども回ってみたい」と話した。

 柏崎のあや窯では、希望者はろくろの無料体験ができる(焼成する場合は2千円)。恐る恐る土に触れる体験者に、中里文子さんが「回転に合わせて素直に」とアドバイスしていた。茶わんを作った福岡市の会社員男性(32)は「動き自体は難しくないのでまねすればできると思ったが、いざやってみると破けてしまいそうだった。思ったよりちゃんとしたものができた」と笑顔だった。

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