初摘みとなる秋芽ノリを巻き取るようにして収穫する漁業者。作業は夜明けまで続く=19日午後9時ごろ、佐賀市川副町沖

 佐賀県沖の有明海で秋芽ノリの収穫が最盛期を迎えている。昨年は赤腐れ病が広がって出はなをくじかれたが、今年は生育が良く、まずまずの滑り出しという。漁業者は生産量・販売額14季連続日本一を目指し、黒々としたノリを巻き取る作業に夜を徹し励んでいる。

 初摘みのノリは柔らかく高級品として珍重され、漁業者は品質の低下を防ぐために夜を待って港を出る。沖合では煌々(こうこう)と照らされるライトの明かりが頼りになる。佐賀市川副町の蒲原謙一さん(45)は「少し芽が短めだが、出来栄えはまずまず。柔らかく口溶けのいいおいしいノリを皆さんにお届けしたい」と意気込んでいた。

 佐賀県産ノリの初入札は25日に行われる。県有明海漁協は今季の販売目標を19億7千枚、220億円に設定している。

このエントリーをはてなブックマークに追加