決勝・城西―三根 三根9回裏2死一、二塁、マウンドで捕手の竹本憲司と言葉を交わす城西の橋本将=佐賀市のみどりの森県営球場

決勝・城西―三根 9回を一人で投げ抜き、城西打線を1安打に抑えた三根の日髙優成=佐賀市のみどりの森県営球場

■城西抽選で九州大会へ

 第18回プロ野球県人会ドリーム旗争奪中学生軟式野球大会(佐賀県出身プロ野球県人会・佐賀新聞社主催)最終日は20日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝を行い、延長特別ルールの末、城西と三根が3-3で引き分け、両校優勝となった。

 試合は、城西の橋本将、三根の日高優成の両投手が粘り強い投球を見せて7回まで0-0。特別ルールの延長八回にそれぞれ3点を取ったが、九回はともに無得点に終わった。

 大会規定による抽選の結果、城西が来年3月に鹿児島県で開かれる九州大会に出場する。最優秀選手賞は、城西の野口遼介遊撃手が獲得。敢闘賞には三根の原智之捕手が、江頭賞(最優秀投手賞)は三根の日高優成が受賞した。

 ▽決勝

城 西 000000030─3

三 根 000000030─3

(城)橋本-竹本

(三)日高-原

▽二塁打 古賀(三)

■両投手意地激突ゼロ行進

 「負けたくない」-。両チームの意地がぶつかり合う好ゲームになった。城西の左腕橋本将と三根の右腕日高優成の好投で、スコアボードは七回まで「0」の行進。2イニングの延長戦でも決着がつかずに3-3で引き分け、大会史上初めて両校で優勝を分け合った。

 いずれも前日の準決勝で完投した両投手が、決勝のマウンドでも踏ん張った。城西の橋本は「自分の投球を見失わない」と、変化球を主体に相手打線に的を絞らせない。三根の日高も「今大会で最高の出来」と話す通り、120キロ近い速球を武器に凡打の山を築いた。

 無死満塁で始まる特別ルールの延長八回は、野口遼介の好走塁などで城西が3点を先行。しかし、部員10人の三根も押し出し四球で1点を返すと、2番古賀惇ノ介が2点適時二塁打を放って食い下がった。

 九回も互いに好守を見せ、譲らなかった両チーム。九州大会の切符は抽選で城西が手にしたが、力を出し切った戦いぶりはいずれも優勝にふさわしかった。三根の日高は「自分たちの分まで頑張ってほしい」と城西にエール。城西の野口主将は「三根の気持ちも背負って九州でも優勝できるように、冬の練習で課題を修正していく」と気合を込めた。

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