「ヤスマキ」と呼ばれる場所で黒髪山の大蛇退治に由来する語源があることを説明するガイド役の子どもたち(左)=大町町

■杵島炭鉱の名残再発見

 町の歴史や文化を学んだ子どもたちの案内を聞きながら町を歩く大町町ウオーキングが20日、同町であった。小中学生6人のガイドを受けながら約10人の大人が1時間にわたって町を散策。杵島炭鉱の名残の残る町を再発見した。

 町の歴史を学ぶ講演会の後、大町煉瓦館を出発した。「ここは炭鉱があった頃は親和館という映画館があった場所」「本通り商店街は杵島郡で一番のメインストリートで一日中混雑したそうです」と、6月から半年近くかけて学んだことを紹介しながら歩いた。

 炭鉱のことだけでなく文化にも触れた。「ヤスマキ」という場所では「黒髪山の大蛇退治の一行が、夜に幕を張って酒を飲んだ『夜酒幕(やしゅまく)』が語源」と説明。西福寺にある「回転経蔵」は「216ある引き出しにお経が3800冊ぐらい入っていて1回転させると全て読んだことになる。佐賀で一つの珍しいもの」と紹介し、参加者も大きくうなずいた。

 ガイドを終えた子どもたちには「声が通って聞きやすかった」と声がかかった。3回目という井手優理香さん(ひじり学園中学3年)は「小さな町だけど歴史や文化がいっぱいあることを伝えることができてよかった」と笑顔を見せていた。

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