中国風の精進料理「普茶料理」に箸を伸ばす食事会の参加者=小城市の小城公民館晴田支館

 小城市内の古刹(こさつ)に伝わる中国風精進料理「普茶料理」の食事会が20日、小城市の小城公民館晴田支館であった。市内外から約60人がテーブルを囲み、ナスやジャガイモなど季節の野菜や穀物を食材に調理した“小京都”の伝統料理に舌鼓を打った。

 食事会は、小城鍋島家の菩提(ぼだい)寺・祥光山星巖寺に伝わる精進料理の再現に取り組む「おぎ春香会」(中尾幸子会長)が、実践研修も兼ね毎年、春と秋に開催している。動物性食材を一切使わず、ヤマイモなどを使って「うなぎ」や「かまぼこ」などに仕立てた“もどき”料理をはじめ38品が次々と提供された。

 今回初めて参加し、趣味の仲間4人組で参加した鳥栖市の成富まさ子さん(66)は「前から絶対味わいたいと思っていた。うめの天ぷらは見るだけでも珍しく、食べてもおいしかった」と38品全て食べきった。鹿島市の女性(67)は「薄味だが研ぎ澄まされた深みのある味わい」と絶賛していた。

 中尾会長は「仕込みに2日かかったが、お互い知らなくても普茶料理を通して会話が進む様子を見ると、作りがいがある」と喜んでいた。

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