「ブラジルの植物で作った釉薬の独特の色合いや手触りを楽しんで」と話す本間之子さん=有田町大樽の竹重商店

 ブラジル・サンパウロ市で活動する日系2世の陶芸家、本間之子(ひでこ)さん(62)が、有田町大樽の竹重商店で作陶展を開いている。ブラジルの植物で作った釉薬(ゆうやく)を使い、深みのある青など独自の色合いの作品が並ぶ。23日まで。

 本間さんはブラジル生まれ。大学卒業後に陶芸に興味を持ち、1996年に親類がいた有田で、窯元などからろくろや絵付け技術を学んだ。現在は陶芸教室を開き、約80人を指導するほか、講演会などで日本の文化を伝えている。

 作陶展は同町で開催中の「有田まちなかフェスティバル」に合わせて開催。研究を重ねてコーヒーの木の灰などから生み出した釉薬を掛けた花器や皿など約70点を展示している。本間さんは「有田で学んだことを紹介できてうれしい。焼き物を通してブラジルと日本の橋渡しをしたい」と話している。

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