林野庁長官賞の受賞を松田基山町長(中央)に報告した天本剛城戸生産森林組合長(左)=基山町役場

■サカキ植栽・出荷が軌道に

 基山町の城戸生産森林組合(天本剛組合長、97人)が本年度の全国林業経営推奨行事で林野庁長官賞を受賞した。サカキの栽培、販売による森林保全の取り組みなどが評価された。天本組合長(73)は「とにかく驚いたが、信じてやってきて良かった」と喜ぶ。

 全国林業経営推奨行事は、公益財団法人「大日本山林会」(総裁・秋篠宮文仁親王)が実施。森林の適正な管理や多面的機能の発揮、林業の発展に寄与する団体を表彰している。今年は農林水産大臣賞8件、林野庁長官賞16件、大日本山林会会長賞4件が選ばれた。

 城戸生産森林組合は1962年に設立し、約20ヘクタールを管理している。組合経営に必要な収入確保のため、2003年からヒノキ林の林床にサカキの植栽を始めた。現在は約5・5ヘクタールに1万5千本が育ち、11年からは花市場や直売所へ出荷を始めた。15年度には約2万3千束を出荷し、約400万円の売り上げがあった。20年までに1000万円まで伸ばす計画という。

 18日には天本組合長らが松田一也基山町長を訪れ、8日に東京都であった表彰式で秋篠宮さまから激励を受けたことなどを報告した。天本組合長は「城戸地区だけでなくサカキの栽培を町内全体に広げ、『基山ブランド』を確立できれば」と話した。

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