来年1月の唐津市長選は告示まで2カ月を切った。22日の立候補者説明会には4陣営が出席したが、正式に立候補を表明しているのは、元県議の峰達郎氏(56)=山本=、前県議の宮崎泰茂氏(73)=佐志=、前副市長の岡本憲幸氏(61)=菜畑=の新人3人。現職市長は自身の献金問題で政治倫理審査会から条例違反を突きつけられて不出馬、この4年間は部長が逮捕されるなど揺れ続けてきた。市政の信頼回復、立て直しが大きな争点となる。

 2度目の挑戦となる峰氏は「市民の信頼を取り戻す」と、今年3月に早々と出馬を明らかにした。各地のイベントに小まめに顔を出す。出遅れで組織づくりが間に合わず、次点となった前回の反省から、この1カ月は旧郡部単位で後援会支部を立ち上げている。23日には先陣を切って事務所開きを行う。

 新人同士の戦いになり、キャッチフレーズは前回の「唐津を変える」から「新しい唐津」に変更。県政を見てきた経験から、「市民のための仕事をしているのか。職員の意識改革から始めたい」と話している。

 9月末に表明した宮崎氏はこの間、あいさつ回りを続け、先週から地区懇談会を4カ所で開催。非自民の立場で6期24年務めた県議の選挙と、初挑戦の市長選では支持者の間にも受け止めに違いがあることを肌で感じながらも、市民目線の市政を訴え、「後援会長は唐津市民」のスタンスですそ野を広げる。

 市政刷新を一番に掲げ、「市民に仕事をしてやっているんだとの意識が汚職につながった。仕事をさせてもらっている感覚に切り替えていく」と、こちらも職員の意識改革の必要性を説く。

 行政経験がある候補の名前が挙がっては消える中、岡本氏は各種団体や市職員OB、市議らに押されて決断した。22日の出馬会見には、陶芸家の中里太郎右衛門氏が後援会長として同席。急ピッチで組織固めを進めているが、知名度不足が課題になる。

 市民から厳しい視線が注がれる中、総務部長を務めるなど市の中枢を担ってきた。会見では「市役所内部の事件もあって、唐津には全体的に暗いイメージがある。倫理基準などを守り、誠心誠意仕事をすることで、それを払しょくできる市政運営を心掛けたい」と話した。

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