陣内久紹さんの手描京友禅の着物作品

作業に打ち込む陣内久紹さん

■25日から雪模様や草花手描き25点

 小城市出身で手描京友禅の工房を京都に構える染織作家陣内久紹(じんのうちひさつぐ)さん(61)の里帰り展「染の着物展」が25日から、小城市三日月町のルームデザインファクトリーで開かれる。日本工芸会正会員でもある陣内さんの優美な職人技が光る着物約25点が展示される。28日まで。

 陣内さんの個展は、数年おきに佐賀市内で開催していたが、小城市では初めて。小城高美術部出身で、卒業後、京友禅の人間国宝・故森口華弘さんに師事し、1985年に日本伝統工芸展で初入選を果たした。

 今回の個展は、美術部OBで構成する「黄美会」の創立40周年に合わせ企画。工房のある京都の山麓で自らスケッチした雪模様や草花を着物に手描きして染織した「一点物」を並べる。また、染織工芸を手掛ける妻の章代さん(55)=多久市出身=の草木染めのショールも展示販売する。

 陣内さんは「生まれ故郷での個展は感慨深いものがある」と話し、「長く厳しい修業で得た職人技による伝統工芸品を、ふるさとの多くの人に堪能してほしい」と話している。企画展の問い合わせは野口さん、電話090(6428)1600。

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