唐津に向けて走る観光列車「或る列車」。沿線の人たちが手を振り、バルーンも歓迎した=23日午前、佐賀市久保田町

 JR九州の観光列車「或(あ)る列車」が23日、佐賀県内で特別運行をした。佐賀駅と唐津駅で記念式典があり、沿線では地元住民が金色の列車に手を振って県内初運行を歓迎した。

 長崎県の佐世保から佐賀を経由して唐津までを往復するコース。佐賀駅では佐賀清和高校吹奏楽部の演奏の中、市民ら約500人が迎えた。山口祥義知事は、列車内で味わえるスイーツメニューに鹿島市のミカンや唐津市の黒イチジクが使われていることもあり、「(JR九州と)一緒に佐賀の持ち味を発展させていきたい」とあいさつした。

 一日駅長を務めた神野小1年の梶原翔天(しょうま)君(6)と久保井睦(むつみ)さん(6)は「金ぴかできれいだった」と豪華さを実感していた。

 特別運行は、8月に県とJR九州が結んだ包括連携協定に基づき、観光地ツアーとして企画した。沿線の嘉瀬川河川敷では市民が手を振り、立ち上げられたバルーンも歓迎した。

 或る列車は2両編成の観光専用列車で、明治時代に九州での運行が構想された幻の豪華列車の通称とデザインを受け継いでいる。車内で高級スイーツを楽しむことができ、昨年8月から大分県と長崎県を交互に走行している。

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