地元産食材を使ったフランスの肉料理などを楽しむ来場者=有田町岳の棚田館

 日本棚田百選に選ばれた景観の地で秋の一日を楽しむ「岳の棚田まつり」が23日、有田町岳の棚田館一帯であった。県内外から訪れた観光客らが、眼下に広がる風景と地元の食材を使った料理を楽しんだ。

 会場では、地区の住民が新たに開発した地元産豚肉を使ったフランス料理のリエットやサラダなどが入ったランチパックを販売。訪れた人は、同町や隣接する長崎県波佐見町などの出身者でつくるジャズバンドの生演奏が流れる中、食事を楽しんだ。標高400メートルの山頂近くから麓まで連なる棚田と、同町や伊万里市の市街地の展望を楽しむ姿も見られた。

 岳地区を初めて訪れた福岡市の高見栞(しおり)さん(25)は「棚田が連なる風景が素晴らしい。焼き物のイメージしかなかった有田の違う一面を知ることができた」と話し、「リエットも肉の甘みが出ておいしかった」と自然を満喫していた。

 まつりは町おこしグループ「岳×なんがわら農陶連携プロジェクト」(田代美由紀代表)が初めて企画した。開催中のTシャツアート展の表彰や、取れたて野菜の販売もあった。

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