作品の生け込みを着々と進める各流派の展示者ら=佐賀市の市村記念体育館

 25日の「県諸流合同いけばな展」(県華道連合会主催、佐賀新聞社共催)の開幕を前に、参加する県内11流派の関係者が24日、佐賀市の市村記念体育館で作品の生け込みを行った。同展は25日開幕、28日までの開催期間を前、後期に分け、約400点が展示される。

 生け込みは午前中に始まった。会期を通じて展示される各流派代表らの大作28点を初めに生け、会員の作品を整えていった。大作はそれぞれに圧倒的な存在感で、同連合会会長で草月流の前田星萠さんの作品は、陶芸家・岩田義實さん(佐賀市)の花器を中心に、流木と名尾和紙で包んだざるなどを絵画的に配置。焼き物といけばなが互いを生かし合う。

 同展は2年に1度、各流派が合同で作品を発表する県内最大の華展。今回で20回目を迎え、11流派から400点を並べる。会員らはキクやリンドウなど秋の色を見せたり、一足早くヒイラギでクリスマスを表現したりしていた。

 前田会長は「会員たちは生け花で日本の心を表現している。気持ちのこもった作品を見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 観覧時間は午前10時から午後6時まで(26、28日は午後5時まで)。入場無料。今回は20回を記念して、26日午後2時から花の歌コンサート、27日午後2時からは、京都で400年の歴史がある狂言の茂山千五郎家による「真奪(しんばい)」を上演する。

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