賣茶流の茶席で蘭茶を楽しむ参加者ら=佐賀市の三省銀行

 佐賀市内の煎茶道3流派が合同で茶席を設ける「佐賀城下秋の煎茶会」が23日、佐賀市歴史民俗館で開かれた。県内外から約150人が参加、各流派の違いや煎茶道の世界観を楽しんだ。

 旧三省銀行では賣茶流の茶席が設けられ、塩漬けした春蘭(しゅんらん)が入った蘭茶が振る舞われた。鍋島順仙窟教授が「祝いの席でのもてなしに使われるお点前で、お茶とともに蘭もいただきましょう」と紹介した。

 このほか旧牛島家で日本礼道小笠原流、旧古賀銀行では高遊外売茶流による立礼(りゅうれい)形式の茶席が設けられ、参加者は各会場を回ってそれぞれの流派の特徴を体感した。旧三省銀行会場では京都の染色家、天白松嵐さんを招いた作品展も開かれた。

 「煎茶道の祖」と称される高遊外売茶翁(1675~1763年)が佐賀市出身であることから、煎茶文化を広めようと実行委員会が開いており、5回目。事務局の鍋島教授は「佐賀とのゆかりも深い煎茶道の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

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