講演で、トレーニング方法や選手との向き合い方などを説明する丸山弘道さん=神埼市神埼町の西九州大学

 リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすテニス男子コーチの丸山弘道さんを招いた講演会が23日、神埼市の西九州大学であった。丸山さんは「選手を支えるコーチング」と題し、トップアスリートの育成の在り方や指導者の役割などを解説した。

 車いすテニス第一人者の国枝慎吾選手のトレーニング計画を丸山さんは紹介し、「育成は長期的な視点を持ち、精密さと堅実さの質を高めていくよう心掛けている」と話した。衝突を恐れずに意見をぶつけ合ったり、礼儀やルールを守る大切さを説いたりするなど選手との向き合い方も紹介した。

 指導者には人心をつかむコミュニケーション能力や謙虚さなどが必要とし、「常に最善を尽くして進化していくことが選手の進化にもなる」と強調。基本や勝利を求める欲の大切さも示し、「日々成果を出すことを意識し、その積み重ねがタイトルにつながる」と語った。

 講演は障がい者スポーツ指導者協議会九州ブロックなどが主催する研修会の一環で、約70人が参加した。西九州大は障がい者スポーツ指導者認定校になっている。

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