高所作業車を使い、大イチョウに最新機器を取り付けて診断する樹木医ら=西松浦郡有田町泉山

 西松浦郡有田町にある国の天然記念物「有田の大イチョウ」で、樹木医による初めての診断が行われている。強風時に枝が折れて近くの家屋が被害を受けているためで、町は診断結果を基に、本年度中に枝の落下を防ぐ処置をする。

 大イチョウは高さ30メートル以上、根回り11・6メートルで、樹齢は1千年ともといわれる。秋の観光スポットとして知られているが、強風時には枝が折れて被害が出ている。2016年5月、折れた枝が隣接する国の重要伝統的建造物群の民家の屋根に穴を開け、今月の台風7号でも屋根瓦が破損するなどしている。

 樹木医5人が13日までの3日間、土壌や内部の空洞、外観を調査。空洞診断は、樹木を傷めない音響波を用いた最新機器で実施した。樹木医は「樹齢や大きさの割には元気な方では」と話した。町は、枝同士をワイヤーで固定する方法で落下防止策を講じたいとしている。

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