初摘みの秋芽ノリを手に取り、入念に品質を見定めて入札額を決める加工・流通業者ら=佐賀市の県有明海漁協佐賀海苔共販センター

 佐賀県沖の有明海で養殖された秋芽ノリの初入札会が25日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。種付け直後に海水温が高めに推移した影響で枚数は少なめだったものの、品質は上々。高単価に支えられて販売額は前年を上回り、14季連続日本一に向けて順調な出足となった。

 販売枚数が昨季比で1割強少ない1億1904万枚にとどまる一方、平均単価は3円57銭高の19円22銭。販売金額は7・6%増の22億8791万円となった。初摘みから厳選した最高級ブランド「佐賀海苔(のり) 有明海一番」は30万8千枚を販売し、平均単価は100円78銭だった。

 全国から集まった加工・流通業者らがサンプルを光に透かしたり、口に入れて品質を入念に調べて入札価格を決定。「柔らかさ、口溶け、味とも申し分ない」「久しぶりに秋芽らしいいいものができている」と口々に高い評価を下した。

 収穫期に雨が続き、一部で病害が発生するなど海況が不安定なのが懸案。江頭忠則参事は「早めの摘採など生産者一丸で被害が広がらないよう鋭意努力している。今のところ品質はいいようだ」と期待を寄せた。

 入札会は冷凍網と合わせて来年4月まで計10回を予定。今季は販売枚数19億枚、販売額228億円を目指す。

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