防犯ボランティアへの講演で「会話はできるが触れない距離」を新聞で作った棒で説明する武田信彦氏=佐賀市のメートプラザ佐賀

 防犯ボランティアの研修会が9日、佐賀市のメートプラザ佐賀であり、県内各地で活動するボランティアなど約270人が参加した。研修では、防犯活動に精通するベアラビット(東京)の武田信彦代表による「防犯パトロールが育む地域の安全力」と題した講演を通し、防犯ボランティアは地域の安全の底力だという思いを強くした。

 武田さんは講演で「共働き世帯が増え、子どもが1人で行動する機会が多くなり、防犯ボランティアの必要性が高まっている」と指摘し、「声かけや会話を通じ、防犯になるだけでなく、子どもの感情を養うこともできる」と呼び掛けた。

 子どもたちから防犯ボランティアに送られた「みなさんの気持ち伝わっています」などとつづられた手紙が紹介されると、涙する参加者もいた。

 見守り活動をしたいが、子どもへの接し方に不安があるという人も多いといい、「過度な接触は逆に周囲から怪しまれるので、会話はできるが手は届かない距離である約1メートルをキープして接するべき」と説明した。

 研修会は県警や県防犯協会などの共催で、今回で4回目。

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