「刺されると焼け付くように痛い」と書かれている“有毒生物”のゴンズイ=武雄市の宇宙科学館

「背びれに毒がある」ネコザメに見入る子どもたち=武雄市の宇宙科学館

 身近にいる毒を持った生き物を紹介する「有毒生物展」が、武雄市の県立宇宙科学館で開かれている。海や山へ出掛ける機会が増える子どもたちに、姿や対処法を伝える企画。ムカデやクラゲなど約30種を展示している。

 佐賀にいるさまざまな生物を紹介している常設の「佐賀発見ゾーン」の中に、有毒生物のマークをつけて展示し、とげやひれなど危険な部位、刺されたり触れたりした時の症状、薬などの対処法を説明している。

 陸にいる生物は、スズメバチやアブ、マムシなどが並ぶ。トビズムカデは頭部に一対の毒あごがあり「刺されると針を刺したような痛み」と紹介。消毒して抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟こうを塗るよう勧めている。

 水中生物は3種のクラゲやオコゼ、エイなどが水槽で泳ぐ。無毒の生物も一緒で、探す楽しみもある。アカクラゲは「40本以上ある長い触手に刺されると、やけどに似た痛みとミミズ腫れなどになる」とし、触手を取り除いてアルコール消毒するよう説明している。

 生物の展示だけでなく、命を守る手段として毒を持っているので「すぐに駆除」ではなく「譲る気持ち」も大切なことや、毒を持つ生物に姿を似せて身を守っている生き物がいることなども伝えている。

 入場は常設展の観覧料が必要。大人510円、高校生300円、小中学生200円、幼児100円。

  

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